ブラジルで開かれている気候変動対策を話し合う国連の会議「COP30」の会場周辺で、アマゾンなどの先住民らがデモを行い、土地の保護や、熱帯雨林の開発をやめるよう訴えています。

「COP30」の開催地ブラジルの「アマゾン地域の玄関口」と呼ばれる都市ベレンで15日、気候変動へのさらなる対応を求める大規模なデモが行われました。

デモにはアマゾンなどの先住民らも参加し、自らの土地の保護や、熱帯雨林や河川の開発をやめるよう訴えました。

11日には一部の先住民の活動家が会場に突入し、警備員と衝突する事態となりました。

また、14日には先住民のグループが会場の入り口を封鎖し「我々の声を聞いてほしい」などと訴え、「COP30」の議長が先住民らと直接話し、先住民の赤ちゃんを抱く場面もみられました。