全国大会出場を決めた大阪の興国高校サッカー部の複数の男子部員が飲酒していた問題をめぐり、学校側は12月から始まる全国高校サッカー選手権大会に出場する方針を発表しました。

 一方、飲酒した部員については全国大会終了まで対外試合への出場を認めないということです。

 大阪市天王寺区にある私立・興国高校のサッカー部は、11月1日、全国高校サッカー選手権大会への出場を決めました。

 しかし、その翌日の夜、複数の男子部員たちが大阪府内の飲食店で酒を飲んでいたことがわかりました。

 学校側は、飲酒を認めた部員らを停学と無期限の部活動禁止の処分にしたうえで、ほかに同様の行為がなかったか、部に対し調査を行ってきました。

 その結果、同様の行為は確認されなかったことから、部の活動は今後も継続し、全国高校サッカー選手権大会へも出場したいとしています。

 一方、飲酒した部員については、全国高校サッカー選手権大会が終了するまでの間、対外試合への出場を停止するということです。

 興国高校は「この決断について、批判はすべて私ども学校運営者が受け止めますので、私どもの判断に従って出場する生徒たちに対する誹謗中傷はどうかお控えいただきますようお願いいたします」とコメントしています。