新型コロナの影響ですべての国際線が運休していた富山空港で13日、3年1か月ぶりに「台北便」の運航が再開しました。

佐藤優里アナウンサー:
「いま台湾から台北便が到着しました。3年1か月ぶりに富山の地に戻ってきました」

3年1か月ぶりに臨時便の運航を再開したチャイナエアラインの「台北便」。乗客180人で満席となったこの日の台北便。国際線の到着ロビーでは、県の職員らが大だん幕で出迎えました。

政府が去年10月に水際対策を緩和して以降、富山空港の国際線で初の運航再開です。

待ちに待ち、ようやく日本・富山へ訪れることができた台湾からの観光客はー。

記者:「どこに行きたいですか」
観光客:「SNOW wall(雪の大谷)」
記者:「何か食べたいものはありますか」
観光客:「沢山ありますよ(記者:たとえば何ですか?)ラーメンとか刺身とか」
観光客:「初めての富山なので、今回の旅で何か新しい発見があればいいなあと思っています」
記者:「初めての富山、どうですか?」
観光客:「かなりいいよ」
記者:「3年ぶりにフライト再開となりましたが、今の気持ちは?」
観光客:「とっても幸せですね」
記者:「何か食べたいものはありますか?」
観光客:「五箇山で牛肉を食べたい」

台湾からの観光客はツアーごとに6台のバスに分かれ、高岡市の雨晴海岸や、ひみ番屋街などへ向かいました。

また、運航初日は特別に富山空港発の便も用意され、富山県内の旅行会社が早速ツアーを準備しました。

ニュージャパントラベル 松田隆社長:
「本当に久しぶりのツアーですから、いままで長い間やっていないので戸惑うこととか現地の担当者も連絡がつかなくなったりしているので、少しでも早くやって本格的にやれるときに、みなさんに喜んで台湾に行っていただけるような態勢にしたいなと」

台北便の定期便化に向けては、アウトバウンドの旅行商品の開発が課題で、松田社長は、現地の旅行関係者などから情報収集したいと話します。

ニュージャパントラベル 松田隆社長:
「台湾もこの長いコロナの影響で観光業が非常に厳しい状態を迎えていたので、ホテルも閉鎖したり、経営が変わったところも結構あるので、その辺の情報をしっかりとこの目で確認したい」

台北便は、来月16日までに18便。14日からはソウルと富山を結ぶチャーター便が運航し、同じく韓国・プサンからのチャーター便とあわせて来月30日までに44便が運航します。