あらゆる材料が値上がりする中、客の財布を守ろうと、我慢の経営を続ける富山の老舗とんかつ店を取材しました。
昭和20年創業、3代にわたり続く富山市の老舗とんかつ店「新とんかつ」。高温の油で揚げたサクッとした衣と、豚肉本来の旨味が感じられるとんかつは、長年、地元の人に愛されています。
しかし、原材料費の高騰で豚肉はもちろん、小麦粉も…卵も…パン粉も…、去年からじりじりと値上がりし、全てがこれまでの倍近くの価格に…。
そして致命的なのが、とんかつに欠かせない油です。
新とんかつ総曲輪店3代目店主 室田 喬さん:「油が倍ぐらい。当初(価格が)上がる前からみると倍くらいになっているので。うちとしては油大量に使うので。厳しい状況ではありますね」
1年前と比べ、一斗缶あたり3500円から7000円にまで値上がりしているといいます。1か月に一斗缶を20缶以上使う「新とんかつ」。揚げれば揚げるほど油代が…。










