「ニューヨークタイムズ効果」で観光客が増加する富山。富山駅北口では街なかのスポットを結ぶ周遊バスの実証実験がスタートしました。

岩木秋河記者「県美術館に、環水公園。駅北周辺のスポットを、まるっと一回りです」

1か月限定の運行が始まったのは、駅北エリアを回る周遊バス「トヤマチループバース」。

富山駅北口を発着点に、主に県美術館や富岩運河環水公園を通りおよそ10分かけて一周します。運行の間隔は20分で、料金はたったの一律100円です。

このバスの運行には、あるねらいが。

トヤマチミライ 立石善裕代表理事「場所が分かりにくいであるとか、少し歩くのには距離があるといったような声が多うございます」「そういったことを今回改善できれば」

富山駅から県美術館、環水公園までの距離はおよそ1キロで、現在の移動手段は、徒歩か路線バスが中心となっています。

駅北の観光スポットへの利便性を高めようと、駅周辺の活性化に取り組む「トヤマチミライ」がバスの運行を企画しました。

早速利用した観光客は。

東京から県美術館へ
「便利でいいんじゃないですか。(駅から)歩いてしか来れないじゃないですか。市電も1駅乗ってまた歩くでしょ。ちょうどいい」

トヤマチミライ 立石善裕代表理事「歩いていくのが遠いから行くのを諦めていたというところを、このバスを使って、さっと回ってぐるっと回ってもらって、富山のいろんなところに足を運んでいただければ」

バスは12月21日までの1か月間週末と祝日のみの運行で、実証実験の結果も踏まえ、将来的には、毎日の運行や自動運転なども視野に入れたいとしています。