謝罪の気持ちでいっぱいです…
越前被告は、母親の再婚がきっかけで4歳のころから養父と同居、高校卒業後は自宅に引きこもるようになり、少しずつ声が出なくなったといいます。
母親への暴力、精神科への入退院、拒食症…ストレスを募らせる中で、自分の部屋で犬といっしょに過ごすことだけが楽しみだったといいます。
そして事件の1か月前に愛犬「ハグ」が死に…越前被告が“ストレスの限界”を迎える前になにか対処のしようはなかったのでしょうか?
被告人質問の最後に弁護人から、今の気持ちを問われると、ゆっくりと考えながら、ペンを動かし、被害を与えた近所の人、そして越前被告を養い続けた両親へ、謝罪の気持ちを筆談で伝えました。
越前被告の筆談:「わざとじゃないけど近所の人に対して謝罪の気持ちでいっぱいです。そしてお父さん、お母さんに対しても謝罪の気持ちでいっぱいです」

筆談で行われる異例の裁判。争点は、越前被告が故意で火を付けたかどうかで、判決は3月13日に言い渡されます。











