家庭用警備セットの問い合わせが3倍に・・・

大手警備会社富山県綜合警備保障。1月下旬から問い合わせが殺到しているといいます。

富山県綜合警備保障 上口智之営業本部長:「(問い合わせは)個人のお客様から、2倍3倍くらいの件数になっています」

特に需要が高まっているのが、家庭の「ホームセキュリティー」

富山県綜合警備保障 
唐澤麻美グループリーダー:
「こちらは外出中でも在宅中でも24時間監視できる装置になっています」

これまで企業がメインでしたが、一般からの問い合わせが3倍近くに増えているといいます。

富山県綜合警備保障 
唐澤麻美グループリーダー:
「IDキーがあるのでかざしていただければ、これで警備セットできます」

ドアや窓が開けられるとセンサーが感知し…。

自動音声:「侵入警報発生、侵入警報発生、通報されました(ビービービービー)」

警報が鳴ると、監視センターへ通報が入ります。そして、最寄の待機所から警備員が現場に急行。事案次第で警察や消防に通報します。

けたたましい音で侵入者を威嚇、周囲へ異常を知らせることで被害を最小限にとどめることができるといいます。

身近にある危険の意識が高まっている・・・

富山県綜合警備保障
唐澤麻美グループリーダー:
「過去に窓ガラスが割られたことがあるんですけど、窓を開けた際、大きな音が鳴りますので、家の中には入らずに泥棒が逃げていったという事例があります」

去年1年間の富山県内の刑法犯の数は、前の年よりも617件少ない3929件で、空き巣などを含む重要窃盗犯の認知件数も521件と前の年より31件減少しました。

一方、警察庁の調べでここ10年で治安が悪くなったと感じる人の割合は67.1パーセントと前の年より3パーセント上がりました。

富山県綜合警備保障 上口智之営業本部長:「犯罪は身近なものになってきて、身の回りもしくはご自宅の周りに犯罪の危険があると認識されている人が増えている。よく言われるのが隙を見せないということ。強固なセキュリティーを見せることによって、強盗の被害から守る」

最新のセキュリティを導入したとしても油断は禁物です。在宅時でも玄関のドアや窓に鍵をかけるなど狙われにくく、侵入されにくい「防犯住宅」を目指すことが大切だといいます。