立山黒部アルペンルートでは、2か月後の営業開始に向けた除雪作業が始まりました。今の室堂での積雪は平年とくらべて1メートルほど少なくなっていて、春の足音が近づいています。
記者:「除雪のスタート地点にあたる藤橋ゲート付近です。ことし例年より雪が少なく、私の腰のあたりまでとなっています」

冬の間、4か月間、通行止めとなる山岳観光地・立山黒部アルペンルート。除雪作業は、富山側の玄関口となる藤橋(ふじばし)ゲートから31.3キロ先の室堂まで行われます。

標高が高く積雪が多い道路での除雪にかかせないのが大型ロータリー除雪車、その名も「立山熊太郎」

「立山熊太郎」は、除雪車としては国内最大級でその馬力は一般道の除雪車両の2倍。道路の雪を勢い良くかきわけていきます。

藤橋ゲート付近のきょうの積雪は1メートル。
去年の同じ時期の映像と比べると。
記者:「私の身長ほどの積雪があります」
ことしは去年より60センチ少なくなっています。
管理事務所によりますと、7日の藤橋ゲート付近の積雪は平年より40センチ少なく、標高2450メートルの室堂でも積雪は平年より1メートル少ない4メートル80センチとなっています。
それでも作業員は3月から現地に泊り込み、大型の除雪車22台を駆使して2か月に及ぶ除雪作業に汗を流します。
立山有料道路管理事務所 板屋直人所長:「山はこれからが厳冬期ということでこれからも降雪が続きます。除雪作業には十分留意して進めていきたい。ことしの春はぜひ立山に出かけていただきまして立山の大自然を満喫していただきたい」
立山黒部アルペンルートは4月15日に開通する予定です。











