2018年、大手建設会社に勤め、ラオスでダム建設を担当していた男性(当時49)が、過労によるくも膜下出血で亡くなりました。男性の妻・中江奈津子さんは、海外での過労死の実態や課題を知ってもらおうと、9日、金沢星稜大学で講演しました。これから社会に出て働く学生に向けて語ったこととは―。

海外過労死で夫を亡くした 中江奈津子さん
皆さんこんにちは。中江奈津子と申します。東京からきのう来ました。私の夫は2018年に東南アジアのラオスで亡くなりました。49歳でした。皆さんのご両親よりちょっと年上ぐらいかな。
過労死や過労自死は、就職して間もない人にも、数十年経験を積んだ人にも国内外どこででも起こる可能性があります。皆さんが就職される前に、今もしお仕事をされているならもちろん今すぐ、ご自分やご家族やご友人のためにも、ぜひ知っていただきたいお話を、きょうはお届けしたいと思っています。この話はつらいなと思われたらすぐに何度でも休憩してください。無理をしないでください。











