ベニズワイガニ1000㎡あたり、わずか2.34個

調査結果によりますと、地震による海底地すべりが起きたとみられる富山湾の北部「富山深海長谷」ではベニズワイガニの生息密度が1000㎡あたり、わずか2.34個体でした。

去年の富山湾中央部の生息密度は12.6個体で、場所は違うため単純比較はできませんが、新湊沖の一部でベニズワイガニの生息が極端に少ないことが明らかになりました。

県水産研究所 三箇真弘研究員
「『富山深海長谷』沿いは、海底地すべりや乱泥流の被害を強く受けたものと考えられ、このような海底攪乱のあった漁場については、利用を軽減させ、資源の回復を待つことが有効であると考えられます」