他県産の確保も「できれば県産を」

こうした状況を受けて大豆を多く使う味噌の製造会社は――
南日味噌醤油 南日賢治社長
「大豆の成長が2~3週間遅れているとか、青立ちが多くなってきているというのは聞いていたので、収穫量がどれくらいになるのかというのはとても心配していた」
富山市綾田町の南日味噌醤油では現在20種類の味噌を製造していて、使っている大豆の9割は県産の「エンレイ」です。
南日社長は県産大豆の不作に備えて準備をしているといいます。

南日味噌醤油 南日賢治社長
「収量が少ない場合にも備えて他県(産)も確保している」
「エンレイ」に味が近い福井県産の「里のほほえみ」など、北陸の他県の大豆を使うことで主力商品の味噌の製造を継続できるよう工夫していますが、南日社長は県産の大豆を使いたいと話します。
南日味噌醤油 南日賢治社長
「煮豆や豆腐にも使われる、そのまま食べてもおいしい大豆なので、とてもおいしいみそになるので、できれば県産エンレイを使いたい」

しかし、コメの価格が高止まりするなかで、大豆の価格が上がればみそを値上げせざるを得ないといいます。
南日味噌醤油 南日賢治社長
「今まで価格が安定してきた大豆があがってくることになると、非常に痛手になる。生産性を上げて価格を維持したいが、かなり上がってくると価格改定はやむなしになってくる」










