富山県、迅速な対応を指示し節水を呼びかけ

県は水不足が懸念され始めた段階から、迅速に対応を進めています。

7月14日には、農村整備課長名で各農林振興センターなどに対し「農業用水の適正な管理について」と題する通知を発出しました 。この中で、気象や取水状況、農作物の生育状況に関する情報を関係部局間で密に共有し、渇水発生時に迅速かつ的確な対応が取れる体制を整えるよう要請しています 。また、土地改良区に対しては、引き続き農業用水の適切な運用と管理を行うよう指導を求めています 。

さらに7月24日には、生産者に向けて「富山県の農業用水の水不足に注意」と題した文書を公表 。限りある農業用水を大切に使うとともに、地域の実情に応じた節水への理解と協力を呼びかけました 。節水の方法として、ほ場ごとに順番と時間を決めて配水する「番水」や、上流からの排水をポンプで汲み上げて再利用する「反復利用」などを例示しています 。