鮮魚小売業の「魚豊」は、12月8日に富山地裁から破産手続きの開始決定を受けていたことが帝国データバンクの調べでわかりました。負債総額は約9000万円にのぼるとみられます。
魚豊は、2006年(平成18年)10月に設立され、 富山県内のスーパーマーケットやドラッグストアなどにテナントとして出店、個人客向けに鮮魚や海産物を販売していました。
ピーク時の2015年(平成27年)9月期には、年間の売上高約2億2000万円を計上していましたが、近年は同業他社との競合が激化し、消費者の魚離れや、従業員の確保が困難になるなどにより業績が低迷していました。
金融債務の負担が重く、先行きの見通しが立たなくなったことが破産の原因とみられます。










