日露戦争に従軍した祖父の手紙を通じて、平和の尊さを再認識する男性がいます。男性は社ダンススクールの講師をしながら「平和でなければダンスは踊れない」との想いを胸に平和への願いを新たにしています。
公務員からダンス講師へ、そして本の出版…
内田さんは35年間の公務員生活を経て、2009年に富山県立山町でダンススクールを開校しました。スクールの壁には過去の大会で獲得した賞状がずらりと並んでいます。


内田忠保さん:「音楽と一緒にやれるから苦痛じゃない。単に一生懸命自分を鍛えようって走っているわけじゃなく、いつの間にか筋力がついていたり。楽しみながら鍛えられる」

しかし、内田さんにはもう一つの顔があります。2024年9月「望郷の月」という本を出版しました。この本は日露戦争に従軍した一人の兵士が故郷に送った手紙を収録したものです。その兵士こそ、内田さんの祖父である内田一忠さんでした。

