カターレ富山は26日、横浜F・マリノスから育成型期限付き移籍中だったGK田川知樹(23)が移籍期間満了に伴い退団することを発表しました。また、2026シーズンは北海道コンサドーレ札幌へ期限付き移籍することも決定し、富山のゴールを3年間守り続けた守護神が新天地での挑戦を選択しました。

田川知樹は2023年にカターレ富山に加入直後から正守護神の座に君臨しました。

2025シーズンは35試合に出場し、チームがJ3降格の危機に瀕しながらも、驚異的なビッグセーブを連発してチームを鼓舞し続けました。

シーズン終盤の死闘を制し、劇的なJ2残留を勝ち取った立役者の一人になりました。

3シーズン在籍した富山での通算成績は、J2で35試合、J3で69試合、ルヴァンカップ5試合、天皇杯3試合に出場。

“ゴールマウスの盾”としてチームを支えた田川は横浜F・マリノスから育成型期限付き移籍が満了になり、2026シーズンはJ1昇格を目指す札幌への挑戦という、新たなステージへと歩みを進めることになりました。

こうした状況を受けてカターレはJ2での厳しい戦いを見据え、経験豊富な実力派GKの補強も予想されます。

すでに契約更新を発表している平尾駿輝がその高い壁を乗り越えて正守護神の座を掴み取るのか、あるいは新たな競争相手がやってくるのか。今後の動向に目が離せません。