■スピードスケート全日本選手権2日目(27日、長野・エムウェーブ)
ミラノ・コルティナオリンピックの代表選考会を兼ねたスピードスケートの全日本選手権2日目。女子1000mに北京五輪金メダリストの髙木美帆(31、TOKIOインカラミ)が出場し、1分14秒53で優勝した。2位には髙木と同走の吉田雪乃(22、寿広)が1分14秒66で入った。序盤、吉田にリードを許した髙木だったが、中盤で追いつき逆転してのフィニッシュとなった。
髙木は1000mと1500mで日本代表入りをほぼ確実としている。前日に行われた女子500mでも2位に入り、同種目でも代表入りに大きく前進。吉田は前日の女子500mで優勝し、この種目での代表入りを確実としており、1000mでも2位に入ったため、この種目でも代表入りに前進した。
髙木は11月のワールドカップ(W杯)第2戦の女子1500mで2位に入ると、12月13日の第4戦女子1500mで今季初優勝し、同種目のミラノ・コルティナ冬季五輪代表を確実とした。さらに14日の第4戦2日目でも、女子1000mで優勝し、1500mと合わせて大会二冠を達成し、2種目での日本代表入りを確実なものとした。一方の吉田も10月の全日本距離別選手権で高木と同組で滑り優勝。ノルウェーで行われたW杯第4戦女子500mで金メダルを獲得するなど、今季のW杯で3回表彰台入りを果たしている。
男子1500mでは、野々村太陽(24、博慈会)が1分45秒26の大会新記録で優勝した。2位には笠原光太朗(22、専修大学)、3位には山田和哉(24、ウェルネット)が入った。
*写真は髙木美帆選手
■髙木美帆(たかぎ みほ)
1994年5月22日生まれ、北海道中川郡幕別町出身
2010年バンクーバー五輪:初出場
2018年平昌五輪:女子団体パシュート金メダル、1500m銀メダル、1000m銅メダル
2022年北京五輪:女子団体パシュート銀メダル、1500m銀メダル、1000m金メダル、500m銀メダル














