富山市に住む70代の男性が、内閣府の職員や警察官などを名乗る男らからうその電話を受け、現金9650万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。
富山中央警察によりますと、男性は今年9月、携帯電話に内閣府サイバーセキュリティセンターの職員を名乗る男から「あなたの携帯電話がウイルスに感染している」などとうその電話を受けました。
その後、警察官を名乗る男などからも相次いで電話があり、「捜査のためにお金を確認する必要がある」などと言われ、話を信じた男性は、9月から11月にかけて複数回にわたり、宅配便で現金を送ったり、指定された口座に振り込みました。
全額で9650万円をだまし取られたということです。
その後、男らと連絡が取れなくなったため男性が警察に相談し、被害が発覚しました。警察は、電話で「捜査対象になっている」と言われた場合やお金の話が出たら詐欺を疑い、すぐに家族や警察に相談するよう呼びかけています。







