■救済法成立、しかし「もっと悪質な手口に変わる危険はある」
Aさんは、その一部は、南北統一のために北朝鮮に送られると聞かされていたと言います。
旧統一教会の元信者Aさん:
「南北統一を唱えていた。出来る訳ないのに当時私達はできるんだと。お父様、文鮮明は凄いと。勝共と言われる団体だから、共産党の親玉をも屈服させるみたいな感覚」

旧統一教会の実態が明るみに出たことで、国会では救済法が成立し質問権行使が進みました。しかし、竹迫之さんはその実効性は不透明なうえ、新たな問題が浮上して来ることを懸念しています。
牧師 竹迫之さん:
「一連の報道で、おかしいと教団を離れる人が一定数いるが、残る人は耳を塞いで信仰が過激化する人が残る。もっと悪質な手口に変わる危険はある。今回救済法でひと段落と終わりにしたら絶対にダメ」

11月、竹迫さんは元2世信者とのオンライン対談に参加しました。相手は東京に住む元2世信者の冠木結心さん(40代)。