■献金を勧めた人物が分からなくなる?そのワケは・・・
牧師 竹迫之さん:
「霊能師役に本当に霊能力があると思わせるため。さも霊感で言い当てたかのように、神のお告げをいただいたかのように向き合い、ホントですか凄いですねと大げさに驚いて(献金を)決断しましょうと励ます」

全国の献金被害者の支援者で作る団体が先月行ったアンケートでは、「献金を勧めた人物は誰か?」という問いに「不明」という回答が17%に上りました。組織的な手口により誰か分からなくなったと見られます。

さらにAさんは、預金が尽きると教団から金を借りて献金するよう強要されます。借用書に記載の名義は、教会長の個人名で統一教会の名前は一切、伏せられています。教団の関与を隠ぺいする常套手段だと指摘します。
旧統一教会の元信者Aさん:
「教団は個人の判断で出していると言い訳をする。教会が要求しているのではないと。でも教会が要求しているに違いない」
牧師 竹迫之さん:
「メンバーが勝手にやったことで教団は一切指示していませんと口裏を合わせることは最初から合意されていた。養子縁組の問題も信者が勝手にやったことにされる」

Aさんから勧誘を受けた姉は、教団に不信感を抱き必死で脱会を説得したと言います。
Aさんの姉:
「色んなところで恥をかき、さらけ出されないと、ちゃんとしたリハビリは(社会復帰は)できない」

では、Aさんの献金は一体どこに行ったのか?