原発の地元経済への恩恵は一時的で部分的?
鈴木代表の言う人員の変動。脱原発を主張する東北学院大学の菊地登志子名誉教授は、原発が地元経済にもたらす恩恵は一時的かつ部分的と指摘します。
東北学院大学 菊地登志子名誉教授:
「一時的に潤うときは良い面なんでしょう。ただそれが持続しなければ女川の町の経済は波があって、原発が工事とかいろいろなことをやってくれないと波が上がらない」

また原発の立地地域への国の交付金は、町の小中学校や総合運動場など様々な施設の整備に加え、維持・運営にも活用されています。

東北学院大学 菊地登志子名誉教授:
「いったん受け入れたら、それ(原発)がなければやっていけないという仕組みが作られていく。それが問題。次の産業をどう育てるか、町をどうつくるか考えていかないと、原発がなくなったらどうしましょうでは間に合わない」