長野市松代町に12月、駄菓子店がオープンしました。
店を開いたのは、障がい者福祉に携わる女性です。
新たな仕事に挑戦した女性の思いを取材しました。


「こんにちは~」

大勢の家族連れや子どもたちでにぎわう駄菓子店。

12月1日に長野市松代町にオープンした「だがし家(や)らそ」です。

定番のスナック菓子や、カツの駄菓子に握りずしを模した飴細工まで!


2階建て、あわせて150平方メートルほどの店内にはおよそ70種類の駄菓子が並び、子どもも大人も楽しむことができます。

店を開いたのは、障がい者の福祉に携わる、中村美恵子さん。

新たな仕事に挑戦した裏には、地域への思いがありました。


中村美恵子さん:
「『地域につなぐ、人につなぐ、未来につなぐ』というのをテーマにしてスタートした」

子どもたちの「昔のものブーム」を聞きつけ、店づくりは「昭和レトロ」を意識しました。

中村美恵子さん:
「こだわったのはこういうもの。古い茶だんすだったり、棚だったり」

駄菓子を置く棚も、小さな子どもでも簡単に手に取れるような高さにしました。

1階と2階にはそれぞれ飲食スペースも!


中村美恵子さん:
「このテーブルに7、8人は座れる。知らない人でも話ができるのがいいなと思う。一人暮らしの方も周辺にはいらっしゃるので気楽に立ち寄れる、みんなの居場所になるような」

2階の和室は、様々なバックグラウンドのある人が、お互いの個性を知る場として活用してほしいと話します。

中村美恵子さん:
「障がい者だけの人が来るのではなくて、いろいろな方が来て触れ合って、その方を見てもらえればいいなと思うんです」