マイナ保険証への一本化について長野県内の医療機関を対象に行われた調査で、9割が現在の健康保険証を存続させるべきと考えていることが分かりました。

調査は、マイナ保険証に関するトラブルを踏まえ、開業医などでつくる県保険医協会が行ったもので、回答した119施設の92%が「今の健康保険証の存続が必要」としました。

また、マイナ保険証の患者対応で、新たに受付業務が増えたとの回答も85%に上り、カードリーダーなど機器の操作の補助や患者への説明に時間や人手がかかっているとの回答が目立ちました。

県保険医協会・宮沢裕夫会長:
「実際には高齢の患者さんは操作がうまくできずに、窓口業務が円滑に進まない。患者さんからの苦情などもあり、医療現場が大変混乱しています」

県保険医協会では、引き続き国に対し、今の健康保険証の存続を求める活動を続けたいとしています。