陸上長距離界で歴代最速の高校生ランナー吉岡大翔(よしおか・ひろと)選手。
長野市出身で、この春、佐久長聖(さくちょうせい)高校から陸上の名門・順天堂大学へ進みます。
「理想の走り」を追い求め続ける18歳。その強さの秘密は、吉岡選手の「謙虚さ」にありました。



全国高校駅伝「都大路」で2度の優勝。
佐久長聖高校駅伝部の選手たちが暮らす寮「聖徳館(せいとくかん)・南館」。
「日本歴代最速」の高校生ランナーがここから巣立ちます。
長野市出身の吉岡大翔(よしおか・ひろと)選手。この日で退寮し、一足早く大学の練習に合流します。
「(荷物多いですね)結構多くて本当に時間がやばいです」

部屋の片付けに追われながらもSBCの単独取材に応じました。
「物を見るたびにこんなことがあったなとか思い出しながら、人間力も鍛えさせてもらった非常にありがたかった3年間だったと思います」
佐久長聖のエースとしてチームを牽引した吉岡選手。
柔らかな走りと抜群の安定感を武器に、都大路では、3区で留学生に食らいつき、日本人の歴代記録を更新。
5000メートルの高校記録も塗り替えるなど、「歴代最速」ランナーにのぼり詰めました。
一方、大会後にマイクを向けると。