全国的に中学校の部活動の地域移行が進んでいます。
教員の長時間労働の軽減につなげることなどを目的に県内でも取り組みが進むなか、教員の関わり方をめぐって新たな課題が見えてきました。
その現状です。
2024年9月に部活動の地域移行を見据えて発足した長野市の女子バスケットボールチーム、「BLUTE(ブリューテ)」。
長野市内の体育館を拠点に、犀陵(さいりょう)中学校と櫻ケ岡(さくらがおか)中学校の生徒などおよそ30人で活動しています。
2つの学校では、2025年6月の大会を最後に、部活動としてのバスケ部は廃止されました。
「BLUTE」の練習は、平日週4日、午後5時から2時間。
土曜日には試合が入ることがほとんどで、休みは週に2日ほどです。
片井千秋(かたい・ちあき)さん。

バスケの経験者で、チームではコーチを務めています。
片井さんは、これまで犀陵中学校でバスケ部の顧問を務めていました。
現在も体育の教員として、3年生のクラスも持ち、授業だけでなく進路指導などもしなければなりません。
片井千秋さん:
「これから特に、自分3年生の担任なんですけど、忙しい、進路の関係で。調査書も書かなければいけないので、それも結構大変」
本来、教員の負担軽減などを目的として始まった部活動の地域移行。
地域クラブの活動になぜ教員が関わる事態になっているのでしょうか。















