長野県千曲市の日帰り温泉施設で源泉のお湯の量が減少し12月下旬から営業できない状態が続いています。


千曲市桑原(くわばら)の市営日帰り温泉施設「佐野川(さのがわ)温泉竹林(ちくりん)の湯」。
12月25日から休館が続いています。
「よく温まる」と評判のお湯が自慢ですが…。

「浴槽にお湯がないですね」

(千曲市生活安全課・中山秀一係長)「一番の理由は源泉から湧き出る水の量、お湯の量が営業当時から半分程度に減ってきておりまして、なかなか湯量が厳しくなっているところが一つの原因であります」

理由は、源泉の湯量の不足。
オープン前の2004年当初は毎分55リットルあった源泉は、掘削から5年後あたりで減り始め、2019年の調査では半分以下に。
時間帯でお湯の量を調整するなどしてやりくりしていましたが、2022年11月下旬からさらに源泉の湯量が減ってしまいました。
「竹林の湯」では、湯舟からあふれた温泉の熱を再利用してシャワーのお湯を沸かしています。
源泉の湯量不足でこの仕組みも使えなくなり、12月25日の午後、臨時休館に追い込まれました。