信濃町の建築工事会社SATOは15日、自己破産申請の準備に入りました。

民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、SATOは2010年に設立され、建築工事を主体に解体工事や屋根工事なども手掛け、2013年3月期には年間の売り上げは1億6200万円を計上していました。

しかし、受注の変動が大きかった上、工事原価や販売費などの一般管理費のなどの管理が十分とはいえず収益性が乏しかったことから、2019年3月期には財務面は債務超過に陥っていました。

このため、一般個人向けの住宅リフォームなどに注力したものの、2025年3月期の年間売上高はおよそ5000万円にとどまり、赤字決算が続くなど業況の顕著な改善には至りませんでした。

先行きの見通しが立たなくなったことから、事業の継続を断念しました。

負債はおよそ1億円が見込まれるということです。