コナラやミズナラなどの広葉樹が枯れる「ナラ枯れ」の被害が県内で再び増加しピークだったおよそ15年前に迫る水準となっていることがわかりました。

ナラ枯れとは、体長5ミリほどの「カシノナガキクイムシ」が病原菌を運ぶことで起こる樹木の伝染病で、感染すると水を吸い上げることができず枯れてしまいます。

県によりますと、県内では2004年度以降、被害が急速に広がり、2009年度と10年度には1万2000本を超えました。

いったんは減少したものの、近年は再び増加し昨年度はおよそ8600本、今年度は速報値で9200本余りに達しました。

被害は34市町村で確認されていて、白馬村が最も多く長野市や信濃町などでも増加しています。

担当者は、近年の気温上昇でカシノナガキクイムシの活動が活発化したことなどが要因として考えられるとしています。












