諏訪清陵高校野球部は、1899年の明治32年に創部。
1996年と2004年には県大会の決勝まで進んだこともある古豪です。
そして、部員31人で挑むこの夏、チームを引っ張る五味さん。
6月21日には、キャプテンとしての大仕事に臨みました。
夏の県大会の組み合わせ抽選会です。
各校、男子部員が集まるなか紅一点、五味さんの姿が。
県高野連によると、女子キャプテンによる抽選は14年ぶりです。
諏訪清陵高校野球部 五味遥花主将:「諏訪清陵高校26番です」

その後の抽選の結果で、初戦の相手は、野沢北高校に決まりました。
諏訪清陵高校野球部 五味遥花主将:「すごく緊張したので、終わってホッとしたという思いもありますが、全力でぶつかって勝ち進んで甲子園出場という目標を達成したいと思います」
キャプテンとしてそして、女子マネージャーとしてチームを引っ張ってきた五味さん。しかし、試合に出場することはできません。
そこで、試合中のゲームキャプテンを任されるのが、キャッチャーの茅野悠喜選手です。

諏訪清陵高校野球部 茅野悠喜選手:「(五味さんは)人一倍勝ちに貪欲な強い気持ちを持っているので、自分がそれを背負うような気持ちでグラウンドに立ちます」
守っては、矢のような鋭い送球が持ち味の扇の要。
諏訪清陵高校野球部 茅野悠喜選手:「自分はエースの吉原とか2年生の田中をしっかりリードしながら気持ちで抑えていきたいです」
さらに、打っては、高校通算20本塁打を誇るスラッガー。
この日の練習でも、木製バットを握りながら柵越えのアーチを放っていました。
諏訪清陵高校野球部 茅野悠喜選手:「自分の持ち味はホームランを打つことなので、いい場面でホームランを打ってチームにつながる打撃を見せていきたいです」
初戦まで残された時間はわずか…。
選手たちが、密度濃い練習を重ねて初戦に挑めるように、練習中もボール磨きなどをして選手をサポートしている女子マネージャー。