5日に開幕する夏の高校野球・長野大会。諏訪市の諏訪清陵高校では、創部120年以上の歴史の中で初めて女子マネージャーがキャプテンを務めます。
支える存在から引っ張る存在へ。この夏にかける思いに迫りました。


諏訪市内のグラウンドで日々、練習を重ねている諏訪清陵高校の野球部。

選手たちが準備運動を始めるなか、ライン引きなど練習の準備を進めるのは女子マネージャーです。

中でも、人一倍走って先回りして準備を進めるのは、五味遥花さん・3年生。


五味さんは、諏訪清陵高校野球部で1899年の創部以来、初めて女子マネージャーでありながらキャプテンを務めます。

諏訪清陵高校野球部 五味遥花主将:「マネージャーなりの視線で捉えなかいけないと思いますが、選手の方が気付けていて、マネージャーとしての自分の方が気付けていない部分が多いんじゃないかなと不安になることの方が正直多いです」

キャプテンとしては、その日の練習メニューを決めるのも仕事のひとつ。

メニューノートを持って守屋光浩監督のもとへ向かいます。
五味さんの提案をもとに監督がチェックをして練習内容が決まります。


諏訪清陵高校野球部 守屋光浩監督:「選手の視点やマネージャーの視点が合わさって作ってきてくれるので、手直しするときもありますが、基本的には遥花が立ててくれたメニューで練習します」

決まったメニューをホワイドボードに書き入れていざ、練習がスタート。
分刻みで組み上げられた練習です。

五味さんの掛け声で守備練習が始まります。