韓国の補償請求の難しさ その背景は
「今も、韓国の方の家族補償金の請求は続いていまして、1件、1件、すごく立証が難しい状況なんですけども、できるだけの努力をして、努力をしていただいて、認められていってるというのが現状になります。
韓国の場合は、日本とちょっと異なっていて、定着村という、つまりハンセン病療養所を出て、1つの村に集まって療養者たちが暮らすという、そういう形のところがかなり多くあるんですね。国内に。
かつ、日本の戸籍制度のように厳格に戸籍が作られていなくて、生まれた年が違う戸籍があったり、文字が違っていたり、様々いろんなことがあって、その本人との同一性を示すことを色々苦労しながら進めてきています」
「話は、少しずれますが、今、韓国と日本の弁護団で、このハンセン病に関しての、訴訟について、記録集を作ろうということで、その記録集の編集作業も行われています。もうそろそろ原稿が上がるんじゃないかなという風に思います」