新型コロナウイルスの感染者が増加傾向の中、モラルが問われる事態となっています。

自宅療養のため貸し出された「パルスオキシメーター」が約4700個、返却されていないことが明らかになりました。

きょう12月14日、新たに新型コロナへの感染が報告されたのは3538人。
先週の水曜日より1708人増加し、2日連続で3000人を超えました。
また8人が亡くなっています。


こうした中、熊本市保健所が自宅療養する人に貸し出した「パルスオキシメーター」が4764個返却されていないことが明らかになりました。


血中の酸素飽和度を計測するパルスオキシメーター、熊本市では今年2022年7月上旬まで自宅療養する全ての世帯に貸し出されていました。

1個1万円ほどする装置。熊本市保健所は貸し出しの際、自宅療養完了とともに返却するよう求めていましたが、放置している人が多いのが現状です。

郵送などで貸し出されたパルスオキシメーターですが返却は簡単。
同封されたレターパックに入れて送り返すだけで費用は要りません。

熊本市保健所は今後、文書や電話で催促を続けていくとしています。