熊本市電(路面電車)での全国交通系ICカードを使った決済が、一時、廃止される方針が示されていましたが、2026年度以降も使えることになりました。
熊本市 大西一史市長「全国交通系ICカードが利用可能な機器に、更新することといたしました」
今日(28日)開会した熊本市議会で、大西市長は、熊本市電で全国交通系ICカードを継続して使えるようにすることを明らかにしました。

熊本市電の全国交通系ICカードの利用を巡っては、2024年5月の時点では、決済機器の更新費用が約2億円と高額になるため、熊本市が2025年度いっぱいで廃止する方針を示していました。
しかし、利用者の反発に加え、国が機器の更新費用を補助の対象に加えたことから、再検討していました。

継続を決めた理由について大西市長は「全国交通系ICカードを使えるようにしてほしいという声が非常に多かった」と述べ、利用者の利便性の向上と費用を総合的に判断した結果と強調しました。
市によりますと、機器の一部を安いものに見直したことで、費用は1億5000万円に圧縮され、さらに、国の補助を最大限活用できれば、市の負担額が1億円程度になる見込みだということです。












