熊本都市圏の交通渋滞解消に向けて、知事と熊本市長がトップ会談を開き、これまで達成した状況と今後の対策について意見を交わしました。

県と熊本市は、慢性的な交通渋滞の解消のため協力を進めていて、短期的には30か所で改良工事や信号の調整をするなどの対策を講じています。

2回目となった木村知事と大西市長によるトップ会談は今日20日に非公開で行われました。

会談の後の説明によりますと、官民が連携して出勤時のラッシュ時間帯を避けるため、今年9月に行った「1万人オフピーク運動」や、10月に延伸部分が開通した「熊本西環状道路」などについて意見を交わしたということです。

木村敬知事「その時々の状況をデータを取ながら着手していく。県民に実感してもらう」
熊本市 大西一史市長「全体を通して、何となく混んでいるではなく、改良や改善が進むことで、徐々に渋滞緩和につながる。地道だが改善を継続して粘り強くやっていく」

今後の取り組みとして、県は、交差点の改良工事が必要な16か所について、来年度中に着工することを報告し、熊本市は熊本西環状道路の延伸部分が開通したことによる効果を年内に示すとしています。

熊本の長年の課題。対応は加速するのでしょうか?