同性同士の結婚を認めない民法などの規定が憲法に違反しているとして、同性カップルらが国に賠償を求めた裁判の控訴審で、東京高裁は、同性婚を認めない規定を「合憲」とする判決を言い渡しました。

同性カップルの結婚を認めない民法などの規定を巡っては、「婚姻の自由などを定めた憲法に違反する」として、2019年以降、全国で6件の訴訟が起こされています。
これまでに福岡を含む5つの高裁判決では、いずれも「違憲」との判断が示されていましたが、東京高裁は今日(28日)「合憲」と判断しました。
この判決に九州訴訟の原告で、熊本に住む同性カップルは。

九州訴訟の原告 ゆうたさん「驚きと憤りと怒り」
九州訴訟の原告 こうぞうさん「違憲判決が出るはずという期待をしてしまっていたので、当事者がまだ声を上げ続けないといけないという気持ちを新たにしました」
ほかの高裁判決と判断が分かれたことで、今後、最高裁が統一見解を出すものと見られます。
九州訴訟の原告 こうぞうさん「自分たちの存在、ささやかな希望を否定されている気持ちで日々生きています。最高裁では、結婚できないことは違憲だという、明確な判決が出ることを望んでいます」









