そして本番当日、議場へやってきました。

いよいよ御船高校の質問です。

御船高校 藤原かりなさん「本校生徒が小学生時代に一人で食事を
とったことがあるか集計したものです。約34%が一人で食事をとったことがあります。子どもが一人でご飯を食べる環境にならないような仕組みをつくることはできませんか?」

夏休みに急遽集めたアンケート結果を盛り込み、現状を伝えました。さらに、子ども達に食事だけでなく学びの場も提供できないか提案したのです。

別の提案が続きます。

御船高校 清水馨仁さん「私たち高校生が英語を活用する機会をさらに増やすために、外国の方と活動する仕組みを作りたい」

この提案に越猪教育長は・・・

越猪浩樹 熊本県教育長「高校生とALT(外国人講師)が協力して、放課後、子ども教室などで外国の方と交流体験できるよう支援する」

<閉会>

――高校生たちの意見は実現させる?
越猪浩樹 熊本県教育長「させます。大丈夫です。」

当初は心配していた夏目先生も生徒たちを称えました。

「良かった良かった」「最後までやりとげた」

地域の課題を考えることが、よりよい熊本の実現につながる。高校生たちが「政治」に触れた夏でした。