本番の1か月ほど前、高校生たちはどんなことを議会で提案するか現職の県議会議員に考えを伝えました。御船高校のメンバーは・・・

御船高校 清水馨仁さん「児童が集まってご飯が食べられる場所や、学校にも朝ごはんを食べられる場所が欲しい」
両親が共働き、または一人親の家庭も多いため、子ども達の居場所を充実させたいと訴えました。この考えを聞いた立山県議は・・・

立山大二朗 県議「県内における数字、国内における数字とか、他で成功しているのがあれば熊本でも取り組みやすい」

生徒たちがイメージすることは伝わったようですが、一人親世帯はどれぐらいあるのか?他の都市での取り組みは?具体的なデータや事案は把握できていませんでした。指導する夏目先生は、本番までに改善すべき点が多いと危機感を持っていました。

御船高校 夏目幸治教諭「かなり夏休みに出てくる機会が増えると思う。夏休みに招集しないと間に合わない」

そこで、夏休みの学校へ。生徒たちがいたのはバドミントン部が練習する体育館です。

本番を意識して人に見られる環境で練習していました。
生徒「私は御船高校2年の宮崎光宙です」
ステージでの振る舞いに少し困惑の様子。
先生「マイクに近寄らんでいい」
当日に与えられる質問時間は全部で5分間です。この日は整いつつある提案の文言を時間内に伝えきれるかの練習でしたが・・・
生徒「ここだけで33秒かかった」
生徒「ごめん 俺の見積不足だ」
思った以上に時間がかかるため文章を練り直します。そして、言葉にすることで初めて気づく難しさもあったようです。
生徒「イントネーションが難しい。本校生徒・・本校生徒?ここでも緊張したので本番危ないなと思った」
緊張していても力を発揮できるようにその後も、練習を重ねました。












