大半が非正規職員である、路面電車の熊本市電の運転士を正職員化するための条例改正案が市議会に示されました。

運行トラブルが相次ぐ熊本市電は、運転士の大半が非正規の会計年度任用職員で、待遇の低さなどを理由に退職する人が相次いでいることから、正職員化を求める声が上がっていました。

しかし、正職員を増やすには職員定数条例を改正する必要があることから、市側は9月定例市議会を前に、市議会に条例改正案を示しました。

改正案は、正職員を現在の90人から240人に増やす内容で、運転士や車掌など高度な技術を有する人が対象です。

期間は最長で5年の「任期付き」で、市は市交通局が将来、上下分離化した時に改めて採用する方針です。