「危険な暑さ」への対策が、学校施設で急務となっています。
熊本市剣道連盟などが市に陳情したのは、中学校の体育館や武道場への冷房設備の設置についてです。
公立学校の体育館などの冷房設備をめぐっては、国が「2035年までに95%の設置を目指す」という目標を掲げています。
現在、熊本市立中学校のすべての体育館と武道場には冷房設備がありません。連盟などは「近年の猛暑の影響で、道着や防具を着けた状態での稽古が難しい」と訴えました。

生徒たちは比較的涼しい早朝に稽古をするなど対策を講じているものの、連盟では「熱中症のリスクが極めて高い環境で、冷房設備の有無は練習量の差にもつながる」としています。
陳情を受けた大西市長は「学校施設は避難所や投票所など地域拠点としての機能もある。最重要テーマとして取り組む」としました。












