半導体分野での人材育成に向け、学部の新設を含む検討を始めた熊本県立大学の黒田忠広(くろだ・ただひろ)理事長が意欲を語りました。
県立大学 黒田忠広理事長「この時代にこの土地に生きる私たちの責務として、半導体の新たな教育システムを作り、次世代を担う人材教育を行っていきたい」

半導体研究の第一人者として知られる黒田理事長は「TSMCが第3工場建設を判断する際に鍵となるのは、人材供給力の評価」と分析、「熊本が人材育成に力を入れているというメッセージを世界に発信することが重要」という認識を示しました。

半導体分野では今後10年間、九州で9000人が必要になるとの見方があり、県立大学と県は2025年秋までに新たな教育システムの方向性を示したいとしています。