■クジラも大好き?あの珍味
最後は、海の小さな珍味をいただきます。
やってきたのは長洲町のとある一軒家。近寄ってみると営業中の旗。
するとそこに一台の車が…
リポーター
「こちら営業中ってあって…」
濱崎 慎太郎さん
「漬あみ屋をしています、ここで」

アミと呼ばれる小さなエビのような生き物を塩漬けにした漬あみ。長洲で昔から作られている珍味です。

自宅で販売するだけでなく、濱﨑さんはこの車で県北を中心に週に6日間行商しています。

濱﨑さんの漬あみには、農家と3年かけ作り上げた青とうがらしが入っています。味のアクセントになる上に、天然の防腐剤としての役割もあるそうです。

リポーター
「おいしいです。ご飯の甘さと漬あみの甘さがまずグワーッと混ざりながら広がっていって、最後にピリッとこの青とうがらしの辛みが締めてくるんですよね。おかわりしたい!」
濱﨑さんによると、子どもの頃は長洲町には10軒以上漬あみを扱う店があったそうです。
しかしアミの採れる量が減り、今では 5軒ほどになりました。
濱﨑さん
「うちの漬あみじゃないと食べないと言われるお客さんがいらっしゃるんで、この味で続けていきたいと思います」
リポーター
「これは絶対残さないといけないご飯のともですね」