熊本県は新たに整備を検討している熊本空港への鉄道アクセスについて、肥後大津ルートが最も低予算で費用対効果が高いとする試算を明らかにしました。
きょう9月9日に開会した県議会の冒頭、蒲島知事は空港アクセス鉄道に関する中間調査の内容を明らかにしました。
蒲島知事
「概算事業費は肥後大津ルートが410億円と最も低額の試算となり、最も事業効果が高い試算となりました」

空港アクセス鉄道を巡っては当初、JR豊肥線の三里木駅からのルートが検討されていましたが、TSMCの進出を受け「原水ルート」や「肥後大津ルート」も追加し、費用や需要予測などが調査されていました。

中間報告をまとめた県によりますと、肥後大津ルートは他の2つに比べて事業費が安く、熊本駅から空港までのアクセスも乗換なしの直通で快速運行が実現すれば
所要時間は約39分になるとしています。(現在、熊本駅から熊本空港までバスで約1時間)

蒲島知事は、財源の確保など様々な課題について議会で議論し、早期に方向性を示す方針です。