釣った魚を買い取る!?
続いては、熊本県合志市須屋にある「海鮮食堂 七屋(ひちや)」

趣味で釣りをはじめ、週3回大分に通っていたという魚をこよなく愛する前田さんが営んでいます。
名物は、大分の郷土料理「りゅうきゅう丼」。新鮮な魚を特製ダレにしっかりと漬け込み、すり胡麻で香ばしさを引き立てた刺身は、ご飯との相性も抜群です!

「海鮮食堂 七屋」の何がありがたいかというと、魚の仕入れ方法が特徴的なんです。
海鮮食堂 七屋 前田元気さん「うちでは基本的に市場は使わないです。海から誰かがとってきた魚のみを使うというカタチです」
七屋の魚は、釣り人から直接買い取っているんです!

売りに来た人「こういうお店があると大変助かります。全部は食べきれないと思うので、そういう時に買い取ってもらえるとこっちも助かりますね」
使う魚の全てを、釣り人から仕入れるため、日によって海鮮丼にのる魚の種類が変わるのも特徴の一つ。そのため、魚が仕入れられない日は潔く臨時休業となるそう。

そんな七屋に買い取ってもらうには、いくつかのルールがあります。
前田さん「買い取り不可になるので一番多いのが冷却不足です。氷をしっかり上から被せていただくことと、ちゃんとしたクーラーボックスを使っていただくことが一番大事かなと思います」
その他にも35cm以上の大きさが無いと買い取りを断られる場合もあります。
気になる買い取り価格は、魚ごとに交渉を行います。
前田さん「高く売りたいとかってなるとうちはちょっと合わないんですけど『食べきれないから誰かお客さん食べてくれたら嬉しいな、楽できたらいいな』だったらすごく相性いいかなと」
時には、めったにお目にかかれない高級魚が入荷することも!

りゅうきゅう丼に使われる魚は、前日にSNSなどで公開されるので、要チェックです。
このサービスは大好評で、2号店が阿蘇・西原村にオープンし、今後ますます注目です。
ただ前田さんには、1つ大きな悩みが…。

前田さん「釣れる日 絶対(店に)魚が来るので(自分で)釣りに行けなくなりました。上手い方が毎日来るので心折られます。もう釣らなくていいかなぁ自分でって …(汗)」
釣った魚を手軽にさばいて、時には誰かに喜んでもらえる。2つのお店を活用して、さらに釣りを楽しんでみませんか。












