熊本県五木村(いつきむら)で「57年ぶり」という焼畑が行われました。

五木村の標高およそ700メートルの山の斜面に火が入れられると、炎が斜面の草木を焼いていきました。

焼畑とは木や草を焼いてそれらを肥料として焼け跡で農作物を栽培するものです。
この地区ではかつて焼畑でヒエや麦が作られていました。

しかし、杉の植林が活発になり焼畑に適した土地が少なくなったため1965年を最後に途絶えていました。

今回、この山を管理する地元企業が杉を伐採した後の土地を活用しようと焼畑を復活させました。
この場所で五木村の在来種と言われる赤大根を栽培し村の新たな特産品を目指すということです。

順調に育てば赤大根は11月ごろに収穫できるということです。
