迎えた本番当日…。

若手の神楽は「あさ神楽祭り」の最初の演目で行われます。

ヤマトタケル役 松島優駿さん
ーあんまり緊張はしてないんですけれど、せっかくお客さんも来てくれているので精一杯頑張りたい。

神楽のメイクをすると、まったく別人のようです。

そしていざ開演ー。

雷や波の音に、照明、紙吹雪も使った"目新しい演出"に会場は盛り上がりました。

観客
ー演出がすごすぎて、劇的な感じがすごいよかった。どこでもやるとマンネリ化になるので、こういうと機会に特別な神楽が見られるのはすごいいいですね。

ヤマトタケル役 松島優駿さん
Q.主役を演じてみて
ーめちゃくちゃむずかしかった。主役ってなったときに、自分で主導して動かしていかないといけないっていうのもあるし、感情のこもったところもあるので、そこをどう表現していくかとか…。
Q.こだわった部分は?
ー最後自分が死ぬところですね。タケルの「ヤマトへ帰りたいけど帰れない」っていうのをちょっと考えながら。

国津神役 佐川怜央さん
ーみんなで話ていたのは、若い人たちが神楽を好きになってもらったりっていうことを目標に若者に喜ばれる物をつくろうと。

オトタチバナヒメ役 田中貴子さん
ー見る人が没入できる世界観を音で、照明もですけど表現した。

メンバーは改めて先輩たちのすごさも再確認しました。

オトタチバナヒメ役 田中貴子さん
Q.先輩の動きはどうだった?
ーやっぱこう年を重ねるごとに、男性なのに「エロっ」というか、色気が…流し目だったりとか。やっぱり先輩すごいです。

橋原さんは今後も若手の挑戦に期待しています。

鈴張神楽団 橋原慎也 団長
ーいろんな方々から評価いただいて、私的には集大成で100点と言いたいところですけれど、いろんな点数を含めて80点。今回初めて違った演目、BGMを入れたり照明や特殊効果を入れたりして取り組んだことに対してはすごくいい挑戦だったと思っている。
Q.若手団員たちに伝えたいことは?
ーごくろうさま、頑張ったね、次も期待しています、と伝えたい。

ヤマトタケル役 松島優駿さん
ー若手だからこそ、こういう仕掛けや演出ができるっていうのをお客さんに伝えたい。それを見てお客さんに喜んでもらえるのが一番。