
宝来屋は、三次唐麺焼き発祥の店。道をはさんで真向かいにある江草商店の麺を使ってお好み焼きを作ったのが発端です。宝来屋は、現在も生麺を使って、毎回、ゆでて調理しています。

宝来屋 岡村順正 店主
「ほかのお店だったら、たぶん、ゆでた麺で出しているはずですね。うちでは生麺が定着したので、引き返せないというか…」

2013年、商工会議所の青年部がこの三次唐麺焼を商標登録し、ブランド化しました。翌年には、広島鉄板グランプリで優勝し、唐麺焼きは、まさに三次のソウルフードに!
現在、メニューに取り入れているのは、三次市内で26店舗、全国では48店舗になります。
宝来屋 岡村順正 店主
「いろんな人に支持していただいたのは、うれしいですよね」

商標登録からの5年間で三次唐麺焼きの広島県内への経済波及効果は11億円にも上るといいます。

三次市 福岡誠志 市長
「このマンホールが多くの人をつなぎ、多くの地域を結び、そして多くのみなさんに共感していただくものと確信をいたしております」

三次唐麺焼きを描いたマンホールが、食の施設「トレッタみよし」に設置されました。オタフクソース創業100周年記事業としてオタフクホールディングスが、お好み焼き文化を広めようと三次市に寄贈しました。

オタフクホールディングス 佐々木茂喜 社長
「今回は、このマンホール企画を通じまして、各地の点と点をつないで面にならないかなと…」

唐麺に唐辛子、そして盆地をイメージし、三次市のシンボル・巴橋がデザインされています。

デザインした 飯田真三 さん
「もう全然、書けなくて、たいへんなことを引き受けたと思ったんですけど、何枚も何十枚も書いているうちにだんだんよくなっていって…」