直後の攻撃。2アウトから森をリードしてきた 坂倉将吾 。

実況 坂上俊次 アナウンサー
「打ちました。高く上がりました。ライトへの打球、伸びてゆく。追うのをやめる。入った、ホームラン。ここで一発出た。8連勝中、広島カープ、夢を乗せた一発がライトスタンドに飛び込んでいきました。序盤がまんして、中盤ひっくり返して、そして、もう一発。9連勝へ向けまして、流れをつかんだら離しません。5対3」

2点リードを奪った絶好調のカープ。6回以降は、4試合連続で失点のない、鉄壁のリリーフ陣にリレーします。

しかし、7回、2者連続三振に仕留めたあと、栗林良吏 が、ヤクルト・青木に頭部デッドボールを与えてしまい、危険球退場となってしまします。一時、騒然となったマツダスタジアム…。

ここで緊急登板の 中﨑翔太 。村上を三振に仕留め、リードを保ちます。

そして8回は、島内颯太郎 。10試合連続、無失点中の右腕が三者凡退に抑えます。

9回は、もちろん、この人。19セーブの 矢崎拓也 。

実況 坂上俊次 アナウンサー
「打ち取った当たり。大盛穂 です。最後はジャンプして取りました。アウト。試合終了。粘って、つないで、がまんして。全員野球の広島カープ、4年ぶりの9連勝です」

広島カープ 森翔平 投手
「とにかく勝ちたかったので、なんとか粘れてよかったです。(同期入団の末包が)絶対に打ってくれると思って見ていました」

広島カープ 末包昇大 選手
「打った瞬間はよかったんですけど、審判を含め誰も『ホームラン』って言ってくれなかったので、全力でダイヤモンドを走っていました。みなさん、お気づきかと思いますが、野手のヒーローインタビューは30代のすごいおっちゃんたちばっかりで、若い選手が全然、上がれていません」

「すごい30代のおっちゃんたちに負けないようにしっかり死に物狂いでがんばりたいと思います。応援、よろしくお願いいたします」

広島カープ 新井貴浩 監督
― 末包のすばらしい働き。
「タイムリーもよかったですし、すごく大きなホームラン。ナイスバッティングでした」

― 監督の起用に応えました。
「『結果を気にせず、思い切ってやればいいから』とは言っているんですけども、試合の中で成長してくれているなと感じます」

― 森投手も成長した姿。
「ヒットは打たれましたけど、要所を締めて、しっかりと耐えてくれたと思いますね。いいピッチングだった」

― 9連勝について。
「選手のがんばりのおかげで9連勝できたと思います」

― 週末に首位との戦いもありますが…
「その前にもう1つ、あした、ヤクルト戦があるので、あした、しっかりがんばって、あさってのことはあさって考えたい」