広島県警の白バイ隊員が技術を高めるための訓練がありました。駅伝を先導する白バイにあこがれて警察官になり、訓練を重ねている女性隊員に注目しました。
等間隔に設置されたコーンをすばやく回避しながら白バイが走り抜けます。県警の「第二交通機動隊」白バイ隊員の集団訓練です。

山西優希 巡査部長は、この日、参加した隊員の中でただ1人の女性です。

山西さんが白バイ隊員を志したのは、陸上部だった中学生のとき、友人と一緒に見に行った駅伝でした。

山県警察署 山西優希 巡査部長
「『駅伝の先導をしている白バイ』というのがあったので、チャンスがあれば駅伝の先導はしてみたいと思う」
将来の仕事を警察官に決めた山西さんは、大学時代には白バイに乗るための準備として大型バイクの免許も取得しました。

夢をかなえて白バイ隊員となった山西さんは、安芸太田町と北広島町を管轄する山県警察署で交通違反の取り締まりなどにあたっています。
山西優希 巡査部長
「わたしが今いる山県警察署の管内は、比較的穏やかな事件・事故の少ない地域になっていて、そこでは安全教育で白バイをもって保育園や幼稚園に行って、お子さんに対して安全教育をさせていただくような機会がある」
白バイは重さがおよそ300キロもあり、パトカーなどのほかの警察車両よりも、より専門的な技能が必要になるといいます。
