右の大砲 広陵OB 渡部聖弥

そして、右のスラッガーとしてスカウト陣から熱い視線を集めていたのは、広島・府中市出身で大阪商業大学3年の 渡部聖弥 です。

大阪商業大学 3年 渡部聖弥 選手(広陵高・府中市出身)
― セールスポイントは?
「引っ張りの打球だけでなく、逆方向にも広角に強い打球を打つことができることです。プロ入りは大きな目標ではあるけど、日本代表やいろんなステップを踏んで、通過点があって達成するものなので、今、プロ入りを見ているというよりは目の前の日本代表に選ばれるように結果を出していきたい」

宗山とは広陵高校の同級生で、寮では同じ部屋だった渡部。同じタイプのスラッガーや走攻守3拍子そろった選手たちとの競争となった外野手の代表枠に見事、選ばれました。
走攻守で躍動 広島商OB 天井一輝

もう一人、渡部と同じく外野手として代表合宿に参加したのが、広島市出身で広島商業から亜細亜大学に進学し、現在、4年生の 天井一輝 です。

亜細亜大学 4年 天井一輝 選手(広島商・広島市出身)
「バッティングはあまり得意ではでないので、守備と走塁でアピールできたらいいなと思って、この合宿に来ました。自分のやれることをしっかりやって、悔いのないようにとにかく全力プレーでがんばりたい」

天井は、紅白戦でドラフト上位候補のピッチャーを相手に4安打。さらに塁に出ては2つの盗塁を決め、持ち味を存分に発揮します。

アピールに成功した天井は、初めての日本代表に選ばれました。

天井・宗山・渡部が選ばれた侍ジャパン大学代表は、7月にアメリカで開催される日米大学野球選手権大会に出場し、2大会連続の優勝を目指します。