増田裕典代表取締役
「もともと米粉が小麦粉より1.5倍くらい高く、価格の面はまだまだ難しい部分もあると思うんですけど」

価格が高くなる理由について、日本米粉協会に話を聞きました。


日本米粉協会 高橋仙一郎アドバイザー
「1つは物流費。出荷価格はほぼ小麦粉に近いんです。ところが、そのあとの物流体系が整っていないということが非常に大きい」


農水省によると、国内での小麦粉の生産はおよそ460万トン。一方、米粉はここ数年、増えてきているとはいえ、4万トンほどしかありません。生産量が少ない分、輸送費が価格に転嫁されやすくなります。ただ、今後、米粉の需要が伸びて、物流体系が整備されれば、小麦粉との価格差が小さくなるかもしれません。


高橋仙一郎アドバイザー
「(小麦粉は)価格の高騰を飛び越えて、品薄になるといわれ始めている。今から国内で生産できるものに関心を持って準備しなければならない」