女性議員は増えたか? 2023年 統一地方選

一方、呉市選挙区では、地元出身の 浦山寧子 さんが、初めての選挙戦に臨みました。自身の経験をもとに子育て支援の充実などを訴えてきましたが、約500票届かず、敗れました。

広島県議選(呉市)に立候補 浦山寧子 さん
「女性は、暮らし・子育て・介護など、簡単に政治にはチャレンジできない。明るい未来を作りたい思いはある。活動を続けていきたい」

広島市安佐北区では、元北広島町議の 山形しのぶ さんが、7854票を獲得し、初当選を果たしました。県政界進出へ、思いを新たにしました。

広島県議選(広島市 安佐北区)で当選 山形しのぶ さん
「『広島県政をもっと身近に』を掲げている。政治への関心がなくなると、生活との密接がなくなる。たくさんの声を届けていきたい」

広島県議会では改選前、4人だった女性議員が8人になりました。

女性議員は、広島市議会でも改選前の2倍に増えました。今回の選挙では、世代交代も進みました。一方で、組織などの「後ろ盾」が必要な選挙活動は、まだまだ変わっていません。女性など多様な人の意見を地方の政治に反映させるために「選挙活動」のあり方も考えてみてもいいかもしれません。